みなさまこんにちは!hanamaruといいます。
福島県南部の神社やお寺には魅力的な狛犬がおります。
厳しさや優しさを感じる表情豊かな狛犬たち。
歴史や石工たちの思いを馳せながら、夫婦で狛犬めぐりを楽しんでいます。
日本最古の公園『南湖公園』
南湖公園は、1801年白河藩の第3代藩主松平定信公により作られた誰もが気兼ねなく楽しめる日本最古の公園です。
その、南湖公園内に1921年(大正11年)、松平定信公を神様としておまつりする南湖神社が建設されました。
松平定信公は、南湖公園を作ったばかりでなく、大飢饉で苦しむ人々のために会津や新潟から食糧を確保してきたり、教育環境を整えたり、国政にも力を発揮したとてもキレる方だったようです。
松平定信公は別名、白河楽翁公として歌を詠みました。
白河市の新地山羽黒神社参道入口には、白河楽翁公の詠んだ歌の碑がございます。
その、歌碑を囲む石柵も素晴らしく石工小松寅吉の作品です。
詳しくはこちらを御覧ください。
南湖神社~白河市菅生舘2~
それでは、南湖神社の鳥居をくぐり抜けて参道を進んで行きましょう!
南湖神社の御神門は『葵紋』と『梅鉢紋』です。
参道の左側には社務所がありますので、参拝前に御朱印をお願いするとスムーズに受け取れます。
野田平業作の狛犬
拝殿前には野田平業さんが、24歳のころに作った狛犬さんがいらっしゃいました。
南湖神社が建設された大正11年の作品です。
阿形の狛犬には子獅子たちがおり、吽形の狛犬は透かし彫りの手毬が添えられています。毬の中の石はころころと動くんですよ。
一つの石からこの様に細やかな表現ができる技術をもった野田平業さんは素晴らしいです。
南湖神社の拝殿
南湖神社は大正11年に、松平定信公の崇拝者であった渋沢栄一公の多大な協賛により建設され、令和4年2022年に鎮座100周年を迎えます。
その記念事業として境内の修復や奉祝事業が行われるそうです。
5月に訪れた時には拝殿の周囲に幕が張られていましたが、10月に訪れた時には幕が取り除かれ屋根の銅板が輝いていました。
南湖稲荷神社
本殿の隣には南湖稲荷神社もございました。
御朱印
最後に社務所でいただいた御朱印はこちらです。
南湖公園には南湖を中心として17の景勝地があるんだって。
お散歩コースにも最適で四季折々の景色が訪れる人々を癒してくれるよ。
周囲にはお団子屋さんやカフェもあってゆっくり楽しめるよ。
まとめ
いつ訪れても、参拝者が大勢いらっしゃる人気のパワースポットです。
厳かな境内に精巧な野田平業さんの狛犬がいらっしゃいました。若い時期の作品ですが、大胆かつ細部にまでこだわった狛犬は芸術的にも高い価値があると思います。
南湖公園でゆったりしたあとは、南湖神社で神聖なパワーを感じてみてください。
来訪日
2021.5.15曇り
2021.10.23晴
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