みなさまこんにちは!hanamaruといいます。
福島県南部の神社やお寺には魅力的な狛犬がおります。
厳しさや優しさを感じる表情豊かな狛犬たち。
歴史や石工たちの思いを馳せながら、夫婦で狛犬めぐりを楽しんでいます。
私的に漫画のキャラクターみたいと思っており愛着があります。
それでは紹介しましょう。
狛犬カードを載せましたので、ぜひ最後までご覧ください。
熊野神社~白河市大信下小屋宮沢98~
熊野神社参道口
県道58号線を北に進むと熊野神社の参道口が見えてきました。 熊野神社へ続くコンクリートの一本道には鳥居や燈籠が奉納されておりました。 しかし、残念なことに第1鳥居?や幟立ては地震で倒れてしまったようです。
熊野神社には『御正体六面(みしょうたいろくめん)』という工芸品があり、平成7年(1995年)福島県の重要文化財に指定されました。
御正体は、旧熊野神社本殿の本尊として礼拝されてきたもので、神の象徴である鏡の中に仏を浮かせた懸仏である。熊野神社の御正体(以下懸仏)は六面あり、一面のみ銅造で背銘があり、ほか五面は小型の鉄造である。
(白河市の公式ホームページより)
実際に見ることはできませんでしたがどんなものなのでしょうね。
手塚治虫のレオのキャラクターにそっくりのかっこいい狛犬
参道口にはこんな勇ましい躍動感のある狛犬が奉納されておりました。
顔は睨みをきかせ前脚はしっかりと大地を踏み後ろ脚を立てて今にも飛び掛かりそうな躍動感のある狛犬です。
作者は『信夫村 石工 真船卯右エ門』と銘が刻まれています。
信夫村は現在の白河市大信にあった村です。地元の石工である真船卯右エ門さんが作り大正12年10月9日に奉納されました。
秋空に映えてより一層かっこいいですね。
ちょうど、一度目にお参りした8月は宮司さまのお母さまが畑仕事をしていらっしゃって声をかけていただきお話を伺いました。
熊野神社の狛犬も有名になり全国からたくさんの方が訪れているんだけど、先日は夜中に畑の方で光るものがあったので目を凝らしたらカメラのライトだったんだよ。夜まで撮影している人いるんだよ~と驚いていました。
そして、きびきびと社殿のお掃除をされていた宮司さまを呼んでくださり、宮司さまに熊野神社について説明していただきました。ありがとうございました。
はじめ狛犬(はじめちゃん)
鳥居をくぐり階段をのぼると社殿の前に素朴な姿の狛犬が鎮座しておりました。
宮司さんの説明によると江戸時代の安永4年(1775年)に奉納された歴史ある狛犬だそうです。
はじめ狛犬とは
平安時代、狛犬は宮中の調度品として金属製のものがほとんどでした。
近世では、各地の寺社に守護の役割をもつ獅子像が屋内には木製で作られ、屋外には石が使われました。
狛犬を見たことがない石工が、人から聞いて想像して作ったものがはじめ狛犬で、犬のような獅子のような判別が難しい狛犬です。一部の方には愛情を込めて『はじめちゃん』と呼ばれています。
参考:Wikipediaより
はじめ狛犬は石工の個性が光りますね。
熊野神社のはじめ狛犬はこちらです!
どちらの狛犬も足が短く胴が太い胴長短足の狛犬さんです。
阿形は『あ』と大きく口を開け、吽形は『うん』と思いっきり歯をくいしばっていて愛らしい表情ですね。
尾の形も左右異なり吽形の尾には形がしっかり残っています。
残念なことに作成日や作者名は入っておりませんでした。
熊野神社の社殿
前回訪れた8月21日は社殿が開かれており中を拝見することができました。
こんな立派な神社なので御朱印を頂こうとしましたが、熊野神社の宮司さまは書かれていないそうです。
書いていただけたらいいのに残念😢
境内からは180度目の前が開けていて、周囲の山々が黄色に色づきとてもきれいな景色でした。
はじめちゃん越しの景色がとても素敵です。
鳥居のしめ縄の向こう側に鳥居が見えているのわかりますか⛩( ´艸`)
狛犬カード
狛犬カード02 熊野神社
福島県南地方の狛犬さんがカードになりました。
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まとめ
熊野神社には8月と11月に訪れましたが、夏も秋も豊かな自然に囲まれた熊野神社は厳かでとても落ち着ける素敵な場所でした。
真船卯右エ門の躍動感あふれる凛々しい狛犬と作者はわかりませんが江戸時代のはじめ狛犬に会えて楽しかったです。
アクセス
駐車場はありません。
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